HOME > Blog > 2ページ目

Blog 2ページ目

シルバー世代にもバレエを

本国英国RADでも、今さかんになってきているムーブメント…

「シルバー世代にも、だからこそ、バレエを!!」

体のためにも、こころのためにも、バレエには良いところがいっぱい。
無理をせず、自分にとって良いところだけ、取り入れてください。

当スタジオにまったく初めてバレエを体験に来たみなさん、体験レッスンを終えて、
または二度目の来訪で、

「これはなんだかすっごく良さそうですね」
「頭使いますね」
「終わったら、なんか、スッキリしてました」
「首、肩が伸びて気持ち良かったです」

でしょ!!

そうです。
日々の疲れに効くんですよ!

私も、毎日毎日バレエを教えてますが、たまった疲れを取るために
自分の稽古に電車に乗って出かけるくらいです(笑)。

年齢を重ねるにつれ、体力や健康にもいろいろ不安が出てきます。
わかります。

ワタシ二児の母、写真の見た目に10歳足して実年齢を当ててください(昔から童顔なので)。

大丈夫、その人なりにできることがあるんです。
やらなければゼロ、やれば何かが手に入ります。

大人の事情とひとりひとりに向き合ったレッスン、提供します。
だから一週間にいろんなクラスがあるんです。
ただ、難易度が違うだけではありません。

「シルバー世代にもバレエ」
これから広まるといいな!

私だって別れは寂しい

今月も3人の新しい仲間が加わってくれました!ようこそ!!

と、同時に、3人の仲間が去ってゆきます。
出会いと別れはどうしてもつきものです…。

お父様の母国スコットランドへ永住帰国するAちゃん
バレエは大好きだけど、ご両親と相談して、別のことにチャレンジすることにしたBちゃん
同じく、バレエは大好きだけど、将来の夢のために今は勉強に注力することに心を決めたCちゃん

Cちゃんのお母さまから、最後のレッスンの翌日、こんなメッセージをいただきました。

「寂しくなります。
昨日は寂しいから30秒で着替えてささっと帰ったみたいです。
帰ってきてからも、泣いてました。

私の通っていたバレエ研究所は、とにかく先生がキレると怖くて、
おびえながらビクビクすごしていました。それがバレエだと。

青山先生は、リハーサルも穏やかだし、子供たちが安心し、
うちの子は先生に言われたことは、すんなり受け入れ、理解できるようでした。
私も先生に習いたかったなぁ~と密かに思っていました。

幼稚園時は、本当に落ち着きのなかった子ですが、先生と出会い、
バレエを通して礼儀や集中力など色々な面で、成長できたと思います。

本当に辞めるのかなとこの一カ月あまりに心が痛く、ついにこの日が来てしまったと
私の方も寂しい気持ちでいっぱいです。

また機会があればよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。」

週3~4回レッスンに通い、4年間熱心に学び続けました。
決して器用ではないけれど、コツコツと頑張り続けたCちゃん、
Cちゃんのダンスはなんていうか、色が濃くて、キラキラして、大好きでした。
レッスン中に気が散ってしまうのは随分注意したけどね(笑)。あとお行儀もね。

最近はキリっとしたお姉さんになって、私は密かに
『成長とともに化けた人』として心の中にファイルしていたのよ。
これからも楽しみですね。
勉強がんばれよぉー!

Aちゃんも『化けた人』です。
日本語がまだたどたどしい頃にやってきて、いろんなことが彼女にとっては新しく大変な環境でした。
レッスン中も落ち着かなかったり、集中できない彼女だけに私から英語で注意したり。
今週、引っ越しぎりぎりの日程まで受けに来た最後のレッスンも熱心でした。
頑張って、元気でね。

Bちゃんは、バレエ歴は長くないものの、持ち前の運動神経の良さと、
しっかりした自我で、がっしりとバレエに向き合い、みるみる上達。
今年の試験でさらに自信をつけ、クラスを引っ張る存在になっていました。
やめるということが決まってからは、ますます一瞬一瞬を大切に、丁寧に踊っていたように見えました。

あの、「おはようございまぁす」っていう顔たちが入ってこなくなるのかぁ。寂しいなぁ。
いつでも戻ってきてね!

それまで先生は…

Cちゃんの妹のDちゃんや、他の化けそうな人たち(笑)を引き続き育ててますからね~^^。


頑張ることが大事?それとも、結果を出すことが大事?

「頑張ったんだから、結果はともあれ、それでいいんだよ!」

それとも

「どんなに頑張ったって、結果が出なければ意味がないでしょう。」

どっちだと思います?

来週は年に一度の検定試験です。
今年も30名以上が受験します。
みんな頑張っています、とっても!

でも、試験なので点数と結果が出ます。シビアです。
点数に応じて、金、銀、銅のメダルも出ます。

メダルといえば、みんな欲しいのはもちろん金メダル!

オリンピックでもメダルの数ってすごく話題になりますよね。
だから、小さい子供でも「金メダル」が欲しいってなります。

でも、金メダルは取るのがとっても大変なんですよ。
努力したからって、必ず取れるわけではありません。
残念ながら…。
かたや、銀と銅は軽視されがちですが、立派な「合格」です。
不合格に比べても、とても大切な成果であることがわかりますよね。

私たち教師は、もちろん全員が金メダルを取れるように、
少しでも近づけるように、上を目指して一人ひとりを指導します。
あー、試験の準備は本当に大変です(笑)。

それでも、満足な点数を取れなかったとき、生徒に何て言うでしょう。

「頑張ったから、いいんだよ。気にしないでまた頑張ろう!」

…なんて絶対、言いません!!

バレエは舞台で綺麗に踊れてなんぼ、お客様を感動させて拍手をたくさんいだたいてこそです。
「努力」には拍手はもらえません。結果を出さないと。
見ごたえのある、いい踊りを見せないと。

そして、生徒一人一人は、もちろん結果を出したくて、自分を信じて頑張ってるんです!
努力さえすれば結果は二の次なんて、まったく思ってません。
いい結果が欲しいのは誰よりも自分。
それなのに、気にするな、なんて失礼なことは言えません。

だから、試験で点数が取れなかったら、がっかりして落ち込まないとだめです。
悔しくて泣いたっていい。
でも、そこから這い上がってきて、闘志を燃やさないと。

人生なんでも思い通りにはいきません。
悔しいことや、歯が立たないことばかり。
大事なのは、それに何度でも立ち向かっていけることですよね。

そういう風にメンタルを指導しています。
具体的にどうやって?

それは企業秘密です(笑)。
つべこべ説教するだけじゃ、だめですよ、ちなみに。

Y字バランス、ビールマンスピン=やわらかい体

バレエを習うと、体が柔らかくなる

生まれつき体が柔らかいからバレエに向いている

そういうものだと思っている方は多いですよね。

ええ、実際バレエには体の柔軟性が求められます。
ストレッチも大切です。
小学校高学年ともなれば、
脚のスプリッツが少なくとも180度は開かないと、まったく話になりません。
そういって、生徒を教育しています。

それは、

思い通りに動き、上手に踊るために。
自分の体の限界を押し広げるために。

つまり、踊るため。

踊りの良さ>柔軟性 です。

柔軟性>踊りの内容 ではなく。


体が柔らかいということは、同時にぐにゃぐにゃしやすいことが多いです。
それをコントロールする筋力が必要になります。
つまり、そのまま柔らかいだけでは、踊りにくいんです。
筋肉がつかないと。
けがの危険もあります。

では、ごく小さい幼児のうちから、極端な柔軟性を重要視する必要があるか?
筋肉どころか、骨格さえまだ出来上がっていない体なのに?
わざわざ御しにくくて踊りにくい体を作るの?
貴重なレッスンの時間を割いて?

どう思います?
フフ…

表現する方法

先日の個人レッスンで、来月の検定試験の準備をするSちゃんと、「表現」についての話となりました。

Sちゃんは5年生。私のところでバレエを始めたのは3歳の時です。
もともとの頑張り屋さんですが、優しく控えめかつ照れ屋な性格から、踊りでもう一つ自分を出すことが苦手でした。

今、存在感や表現について考え始めている年齢になったようです。
もっと自分の踊りを良くしたいからです。

試験のリハーサルの貴重な時間でしたが、あえて、じっくりと話してみました。

表現とは、顔に笑顔を張り付けることではないのよ。
踊りにふさわしいものを身にまとうことだけれど、それはどうやってやるかわかる?
どうしてそれが必要かわかる?

一生懸命考えて意見を言ってくれました。

私も、知識のかぎりを一生懸命伝えました。

これまでにも、表情や雰囲気についてSちゃんにはアドバイスしてきましたが、
今回ほど響く感触があったのは初めてです。
何かが彼女の中でひらめいたようでした。

何事にも、時があるんですね。
子どもは成長している。植物が育つように。
未熟な樹が果実をつけることができないように。

育てる、ということは、待つ、ということだなと
再確認させてもらえた出来事でした。

さて、Sちゃん変貌できるでしょうか。
楽しみです^^。

バレリーナのダイエットの正体

「アスリート」というと、スポーツ選手ですよね。
または、アマチュアでも結構シリアスに競技に取り組んでいる人というイメージ。

一方「バレリーナ」は、優雅でおっとりとしたイメージ。

でももし、バレエの舞台を生で見たことがあれば、バレエダンサーの体を間近で見たことがあれば、
その筋肉質なラインに驚くと思います。

バレエはかなりハードな運動です。(芸術だけど)

運動量では、アメリカンフットボールをしのぎ、
あらゆるスポーツの中で、最も脳細胞が活発に働く(=アタマを使う)という研究結果があるほどです。

バレリーナには体形のために食事に気を使っているイメージもありますが、
確かにそうだとして、それはやせるためというよりは、
体を調子よく動かすために、食事の内容を大切にしているというのが大きいです。

体を軽くして、頭をクリアにしておく。
そうしないと良い踊りができない。

むしろ、体の脂肪はきちんと筋肉を使うレッスンをしていれば
勝手に落ちます。

やせるためのダイエットとは違うけど、コンディションを整えるためのダイエット、ですね。

汗をかいたら老廃物も出て、デトックスになるし。
バレリーナが年齢不詳(若く見える)なのはそんな理由もあるでしょうか。

ただ、大変なのが、アスリートは立ち止まれないってことです。
バレリーナは「稽古を1日休んだら自分が分かる、3日休んだら仲間が分かる、1週間休んだら観客が分かる」と言われるくらい。
体の調子が落ちて、誰よりも納得しないのがダンサー本人なのですね。
だから稽古は休まない。暴飲暴食もしない。自分のために。

オリンピック競技にバレエがあったら、ダンサー=アスリートというのが世の中に納得されるだろうなと思います。
実際はあまりそう思われてないですけどね。

塾と学校と習い事:やりくり上手?

今の子供は結構忙しいですね。

中学受験をするとなると、3年生ぐらいから準備が少しずつ始まるようです。
受験をしなくても、多くの子たちが学校の補習として週に2~3日塾に通うことも珍しくないですね。
バレエ以外にもいくつか習い事もしていて、同じくらい頑張っていたり。

とにかくみんな忙しい(笑)

「バレエが大好きで、絶対にやめたくないと言うんですが、曜日の都合がつかなくて、先生どうしたらいいでしょう?」

よくそういうご相談を受けます。
もちろん、レッスンの曜日は変えられないのですが、まずはお話をよく聞いて一緒に考えます。
細々でもいいので、ともあれ続けてほしいからです。継続は力なり、です。

そして、大切なことは、好きなバレエをするためには本人が時間と労力をやりくりしないといけない、という自覚を生徒本人に持ってもらうこと。
勉強も大事、バレエもほかのことも大事、というわけです。

稽古場に早めに来て、レッスンの前に宿題を済ませている姿をよく見ます。
「テストどうだった?」中学生にはよくそう声をかけます。

人生は一度きり、一日は24時間きり。
やりたいことがたくさんあって、時間が足りない!なんて素敵じゃないですか?

好きなことを仕事にさせていただいている私ですが、
ただ好きなだけじゃなくて、たくさんの勉強と努力をしてきたし、
今も、体も頭もめいっぱい使ってやっています。

それこそ毎日いろんなことをしながらここまでやってきました。

家ではお母さんですし、自分もバレエの稽古を週2回以上は受けています。
休みには家族と過ごし、旅行にも行きますし、息抜きも大切にしています。

バレエを教えるのにいつもより良い方法を考え、
自分にピンとくるワークショップや講習会には年に何度も足を運びます。

大好きで大切な全てのもののために、やりくりしているのです。

毎日楽しいですよ。
体は疲れたら寝れば大丈夫。
バタンキューすればいいのです。
でも心が疲れたら、なかなか簡単には回復しないですね。
私、疲れるの結構体だけ。心は大丈夫。それがコツかな。

子供のころから、「得意なこと」と「大好きなこと」は夢中でやるといいですね。

<<前のページへ12

アーカイブ

このページのトップへ