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Blog バレエを習うということ: 2023年2月

年齢がバレますが書きました(笑)

みなさんがお子さんに与えたい教育はどんなものですか?

IMG-9430c.jpgアイス食べながら失礼します~happy01

お子さんの幸福を願わない保護者はいらっしゃらないと思います。
子供の「好き」をかなえたい、秘めた可能性を磨きたい…
きっとそんな願いがあるのではないでしょうか。
私も二人の息子(すでに成人)を育てた経験からそんな風に想像します。
 
成長に大切なのは「教育」です。
 
・人から学ぶ
・自身で学ぶ(セルフ・ティーチ)
・節度と礼儀を知る
・他人に好かれる人柄を身に着ける
・個性的な自分と周囲との折り合いの付け方をまなぶ
・魅力的になる
・「周囲」ではなく、「自分」と競う
・失敗や負けからこそ学ぶ強さを持つ
・英語や外国という日本以外の文化を早くから知り、興味を持つ
 

これらが青山ダンスアカデミーで行っている教育です。
バレエの上達のためにも、ひいてはプロとしてやっていくためにもとても重要ですし、ダンサーにならなくとも人生を充実させるためには必要なことだと考えています。
 
もし生まれつき幸運にも天賦の才能があれば、バレエはあっという間に上達します。そういう方はどこで誰に教わっても上達するかもしれません。
 
ですが、バレエ教室に集まる生徒の大半はそうではありません。大多数のそこにこそ教師の手腕が問われるのではないでしょうか。
 
私は、才能でなく「やる気」で上達できる人を育てたいと思っています。努力を努力と感じない人、根気よく頑張ることが苦にならない人にはとても共感します。私自身もそうだったからです。
 
だから、不器用な人、出来ない人にも寄り添いたい。
 
私は1971年生まれですが、子供の頃は今と違って「やりたい」ことを親に簡単には応援してもらえない時代でした。バレエが大好きでバレリーナにとても憧れましたが、私の両親は夢を追う人生には賛成してくれませんでした。また、私自身がバレリーナへのあこがれが強すぎて、ロイヤルバレエ団やパリオペラ座のダンサーのようでない体形の私なんてプロを目指してはダメと勝手に思い込んでいたこともあります。今思うと、もし応援して背中を押してくれる人さえ周囲にいたら、人生は少しは違っていたかもしれません。
 
ですがバレリーナになる代わりに大好きな英語を使う仕事に就き、バレエも時々舞台に立ちながらずっと続けてきました。自分を上達させるために追求したことや知りたくて学び続けたことがすべて今のバレエ教師の仕事に役立っています。とても幸せです。
 
プロになってもならなくても、大好きなことに挑戦し続けた時間は尊いものです。
 
そのためにも冒頭のようなこだわった教育が大切だし、関わらせていただく教師として、日々学び続けベストを尽くし続けることが私の使命であり喜びであるのです。
 
私は名ダンサーにはなりませんでしたが、名コーチでありたいです。幸運にも「教える」という才能を与えられていると思います。それを必要な方のために生かせるこの仕事が大好きです。

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