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Blog 2016年3月

バレリーナのダイエットの正体

「アスリート」というと、スポーツ選手ですよね。
または、アマチュアでも結構シリアスに競技に取り組んでいる人というイメージ。

一方「バレリーナ」は、優雅でおっとりとしたイメージ。

でももし、バレエの舞台を生で見たことがあれば、バレエダンサーの体を間近で見たことがあれば、
その筋肉質なラインに驚くと思います。

バレエはかなりハードな運動です。(芸術だけど)

運動量では、アメリカンフットボールをしのぎ、
あらゆるスポーツの中で、最も脳細胞が活発に働く(=アタマを使う)という研究結果があるほどです。

バレリーナには体形のために食事に気を使っているイメージもありますが、
確かにそうだとして、それはやせるためというよりは、
体を調子よく動かすために、食事の内容を大切にしているというのが大きいです。

体を軽くして、頭をクリアにしておく。
そうしないと良い踊りができない。

むしろ、体の脂肪はきちんと筋肉を使うレッスンをしていれば
勝手に落ちます。

やせるためのダイエットとは違うけど、コンディションを整えるためのダイエット、ですね。

汗をかいたら老廃物も出て、デトックスになるし。
バレリーナが年齢不詳(若く見える)なのはそんな理由もあるでしょうか。

ただ、大変なのが、アスリートは立ち止まれないってことです。
バレリーナは「稽古を1日休んだら自分が分かる、3日休んだら仲間が分かる、1週間休んだら観客が分かる」と言われるくらい。
体の調子が落ちて、誰よりも納得しないのがダンサー本人なのですね。
だから稽古は休まない。暴飲暴食もしない。自分のために。

オリンピック競技にバレエがあったら、ダンサー=アスリートというのが世の中に納得されるだろうなと思います。
実際はあまりそう思われてないですけどね。

塾と学校と習い事:やりくり上手?

今の子供は結構忙しいですね。

中学受験をするとなると、3年生ぐらいから準備が少しずつ始まるようです。
受験をしなくても、多くの子たちが学校の補習として週に2~3日塾に通うことも珍しくないですね。
バレエ以外にもいくつか習い事もしていて、同じくらい頑張っていたり。

とにかくみんな忙しい(笑)

「バレエが大好きで、絶対にやめたくないと言うんですが、曜日の都合がつかなくて、先生どうしたらいいでしょう?」

よくそういうご相談を受けます。
もちろん、レッスンの曜日は変えられないのですが、まずはお話をよく聞いて一緒に考えます。
細々でもいいので、ともあれ続けてほしいからです。継続は力なり、です。

そして、大切なことは、好きなバレエをするためには本人が時間と労力をやりくりしないといけない、という自覚を生徒本人に持ってもらうこと。
勉強も大事、バレエもほかのことも大事、というわけです。

稽古場に早めに来て、レッスンの前に宿題を済ませている姿をよく見ます。
「テストどうだった?」中学生にはよくそう声をかけます。

人生は一度きり、一日は24時間きり。
やりたいことがたくさんあって、時間が足りない!なんて素敵じゃないですか?

好きなことを仕事にさせていただいている私ですが、
ただ好きなだけじゃなくて、たくさんの勉強と努力をしてきたし、
今も、体も頭もめいっぱい使ってやっています。

それこそ毎日いろんなことをしながらここまでやってきました。

家ではお母さんですし、自分もバレエの稽古を週2回以上は受けています。
休みには家族と過ごし、旅行にも行きますし、息抜きも大切にしています。

バレエを教えるのにいつもより良い方法を考え、
自分にピンとくるワークショップや講習会には年に何度も足を運びます。

大好きで大切な全てのもののために、やりくりしているのです。

毎日楽しいですよ。
体は疲れたら寝れば大丈夫。
バタンキューすればいいのです。
でも心が疲れたら、なかなか簡単には回復しないですね。
私、疲れるの結構体だけ。心は大丈夫。それがコツかな。

子供のころから、「得意なこと」と「大好きなこと」は夢中でやるといいですね。

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